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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻9号

2015年09月発行

文献概要

今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

4年制(大学)における臨地実習

著者: 松尾収二1

所属機関: 1天理医療大学医療学部臨床検査学科

ページ範囲:P.900 - P.905

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Point

●4年制大学(承認校)には付設の病院を有する施設が多いにもかかわらず,専門学校・短期大学(指定校)に比べて臨地実習の期間が短い.

●4年制大学の臨地実習の内容は,見学に近い臨地実習から専門学校・短期大学と同等レベルの臨地実習までと,格差が大きい.

●承認校も,今後,指定校と同期間(レベル)の臨地実習を課すべきである.

●臨地実習の内容は医療や臨床検査の変化に応じて組み立てる.いわゆるチーム医療への参加,検査相談への対応,カンファレンスへの参加,臨床研究等は必須とするべきである.

参考文献

1)萩原三千男:現場と教育施設間のこれから(臨地実習を通して).臨床検査学教育 7:50-53,2015
2)日本臨床検査技師会:臨床検査技師教育 臨地実習ガイドライン2013,2013(http://www.jamt.or.jp/data/asset/docs/臨地実習ガイドライン%202013.pdf)
3)松尾収二:検査医から見た現在の検査室,そして今後,望むこと.臨病理 62:988-992,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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