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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻9号

2015年09月発行

文献概要

今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

学生教育を行うための臨床検査技師への教育

著者: 萩原三千男1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.918 - P.923

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Point

●臨地実習を受け入れる側には“学生教育に対する信念”と,学生が心身ともに良好な状態で実習できるような配慮が求められる.

●学生気質の変化に適正に対応するため,スタッフが指導者としてのスキルアップを図れるよう環境を構築するとともに,教育施設側と情報共有を密にしなくてはならない.

●臨地実習では,実習に費やせる人力と時間が十分量でないことが最大の問題である.チーム医療に参画し,医療人として活躍する臨床検査技師を実習生に理解させることが重要である.

●これからの臨地実習は,臨地ならではの実習カリキュラムを策定し,見学型から臨床参加型の実習への移行を目指す必要がある.

参考文献

1)厚生労働省社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会:都市部の高齢化対策に関する検討会報告書 参考資料,p2,2013(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000024458.pdf)
2)厚生労働省:結果の概要.平成24年度国民医療費の概要,p3,2014(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/12/dl/kekka.pdf)
3)文部科学省高等教育局医学教育課:診療参加型臨床実習のイメージ作りとカリキュラム.医学教育モデル・コア・カリキュラム─教育内容ガイドライン─ 平成22年度改訂版,p1,2011(http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2011/06/03/1304433_1.pdf),同pp111-115,2011(http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2011/06/03/1304433_2.pdf)
4)渡邊卓:標準採血法ガイドライン(GP4-A2),日本臨床検査標準協議会,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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