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糖タンパク質の定量法
著者: 紺野邦夫1
所属機関: 1東大医学部生化学教室
ページ範囲:P.739 - P.742
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タンパク質とタンパク以外の物質とが結合しているものを複合タンパク質と呼んでいる。結合物質が糖質の場合,これを糖タンパク質と称する。血清タンパク質中にも糖と結合したタンパクが存することは昔から知られていた。そしてその結合の様式についてもいろいろと研究され,また結合の強さに従った分類等も試みられている。また血液中の糖タンパク質の起源,分析,その生理的意義,病気との関係等いまだ解決されてない問題が山ほどあり,それらに関する綜説も多く発表されている。ここではそのようなことには触れず,糖タンパク質,特に血清中の糖タンパク質の定量法について述べることにする。
タンパク質とタンパク以外の物質とが結合しているものを複合タンパク質と呼んでいる。結合物質が糖質の場合,これを糖タンパク質と称する。血清タンパク質中にも糖と結合したタンパクが存することは昔から知られていた。そしてその結合の様式についてもいろいろと研究され,また結合の強さに従った分類等も試みられている。また血液中の糖タンパク質の起源,分析,その生理的意義,病気との関係等いまだ解決されてない問題が山ほどあり,それらに関する綜説も多く発表されている。ここではそのようなことには触れず,糖タンパク質,特に血清中の糖タンパク質の定量法について述べることにする。
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