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研究
線維素(原)溶解酵素系の測定方法
著者: 真木正博1
所属機関: 1弘前大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.137 - P.140
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線維素(原)溶解酵素系の研究は,アレルギー性疾患,産科出血,血栓,栓塞症や動脈硬化症の原因解明や治療の目的に大きな意味を持っている。本酵素系の測定には種々な方法が用いられているが,個々の測定法の特殊性とか,測定値の解釈などに関しては,必らずしも正しく批判評価されていない場合も少なくないと考えられる。わたくしは,今まで,諸種疾患の線維素(原)溶解(以下線溶と略す)酵素系の測定を試みた経験から,検査法の選択基準や評価などについて述べてみたいと思う。
線維素(原)溶解酵素系の研究は,アレルギー性疾患,産科出血,血栓,栓塞症や動脈硬化症の原因解明や治療の目的に大きな意味を持っている。本酵素系の測定には種々な方法が用いられているが,個々の測定法の特殊性とか,測定値の解釈などに関しては,必らずしも正しく批判評価されていない場合も少なくないと考えられる。わたくしは,今まで,諸種疾患の線維素(原)溶解(以下線溶と略す)酵素系の測定を試みた経験から,検査法の選択基準や評価などについて述べてみたいと思う。
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