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文献詳細

雑誌文献

臨床検査6巻2号

1962年02月発行

文献概要

研究

Un-testによる尿素窒素の測定について

著者: 茂手木皓喜1 山辺昭代1 牧野義彰1 井上準子

所属機関: 1東大病院中央検査部生化学

ページ範囲:P.143 - P.144

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 Un-test (Hyland Laboratories)は血清および尿中尿素窒素の簡便定量用試薬で,(1)ウレアーゼ,(2)フェノール呈色試薬,(3)アルカリ性次亜塩素酸塩試薬の3種が1セットになっている。
 原理は尿素をウレアーゼで分解しアンモニアとし,フェノールと次亜塩素酸ナトリウムを加えると,青色物質を生成する。この青色の強度はアンモニアの濃度に比例するのでこれを比色定量する。この発色は非常に鋭敏で,ネスラー試薬による呈色の10倍である。このため極少量の試料で測定することが可能であり,除蛋白操作の手間もはぶける。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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