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今月の特集1 血球貪食症候群を知る
血球貪食症候群における臨床検査成績の特徴
著者: 樋口紘平1 河敬世1
所属機関: 1地方独立行政法人大阪府病院機構 大阪府立母子保健総合医療センター血液・腫瘍科
ページ範囲:P.1056 - P.1061
文献購入ページに移動●血球貪食症候群では高サイトカイン血症によるマクロファージの異常増殖・活性化がみられ,特徴的な臨床像と検査値異常を呈する.
●血球貪食症候群の重症度は軽症型・中等症型・重症型の3段階に分類され,その重症度に応じて治療が選択される.重症型では多剤併用化学療法や造血幹細胞移植が必要となるが,生命予後は悪い.
●臨床検査値から重症度を分類する血球貪食症候群(HPS)スコアリングシステムが提唱されており,治療方針決定の判断材料の1つとなっている.
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