icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査60巻11号

2016年10月発行

文献概要

増刊号 心電図が臨床につながる本。 Ⅱ章 波形からみた心電図[1] 心臓の器質的疾患Plus

QT時間の異常

著者: 藤本雄飛1 岩崎雄樹1 清水渉1

所属機関: 1日本医科大学循環器内科学

ページ範囲:P.1212 - P.1217

文献購入ページに移動
Overview

 QT間隔はQ波の始まりからT波の終わりまでの時間であり,心室筋の活動電位の持続時間を反映する.活動電位持続時間が延長もしくは短縮することによって致死性心室不整脈を生じる場合があり,心電図で計測すべき必須のパラメーターである.QT間隔の絶対値も重要であるが,病状や治療経過を判定する目的でQT間隔の経時的変化を観察することも臨床的には重要である(計測方法は後述する).

参考文献

1)日本循環器学会,日本心臓病学会,日本心電学会,他:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2011年度合同研究班報告) QT延長症候群(先天性・二次性)とBrugada症候群の診断に関するガイドライン(2012年改訂版),2012(http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_aonuma_h.pdf)
2)林研至,今野哲雄,川尻剛照,他:先天性QT延長症候群.Cardiac Prac 25:97-103,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?