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増刊号 心電図が臨床につながる本。 Ⅱ章 波形からみた心電図[1] 心臓の器質的疾患Plus
QT時間の異常
著者: 藤本雄飛1 岩崎雄樹1 清水渉1
所属機関: 1日本医科大学循環器内科学
ページ範囲:P.1212 - P.1217
文献購入ページに移動QT間隔はQ波の始まりからT波の終わりまでの時間であり,心室筋の活動電位の持続時間を反映する.活動電位持続時間が延長もしくは短縮することによって致死性心室不整脈を生じる場合があり,心電図で計測すべき必須のパラメーターである.QT間隔の絶対値も重要であるが,病状や治療経過を判定する目的でQT間隔の経時的変化を観察することも臨床的には重要である(計測方法は後述する).
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