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文献詳細

雑誌文献

臨床検査60巻11号

2016年10月発行

文献概要

増刊号 心電図が臨床につながる本。 Ⅲ章 波形からみた心電図[2] 不整脈関連Plus

頻脈—QRS幅が広い頻拍の心電図の読み方

著者: 高木雅彦1

所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科循環器内科学

ページ範囲:P.1254 - P.1259

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Overview

 幅広いQRS波を示す頻拍(wide QRS頻拍)とは,心拍数>100/分,QRS幅0.12秒以上の頻拍であり,RR間隔が規則正しい頻拍と不規則な頻拍(図1)に分類される.wide QRS頻拍では,その原因となる頻拍によって治療法も全く異なるので,その鑑別診断は慎重に行う必要がある.

参考文献

1)Antunes E, Brugada J, Steurer G, et al:The differential diagnosis of a regular tachycardia with a wide QRS complex on the 12-lead ECG: ventricular tachycardia, supraventricular tachycardia with aberrant intraventricular conduction, and supraventricular tachycardia with anterograde conduction over an accessory pathway. Pacing Clin Electrophysiol 17:1515-1524,1994
2)野上昭彦:左室特発性心室頻拍.新・心臓病診療プラクティス〈13〉不整脈を診る・治す—非薬物療法のすべて(青沼和隆,松崎益徳編),文光堂,pp312-320,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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