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増刊号 心電図が臨床につながる本。 Ⅳ章 症状からみた心電図
下腿浮腫
著者: 山崎直仁1
所属機関: 1高知大学医学部老年病・循環器内科学
ページ範囲:P.1306 - P.1310
文献購入ページに移動下腿浮腫とは
浮腫とは,組織間液の量が異常に増加した状態と定義される.臨床的に明らかな下腿浮腫を生じるには,3〜4Lの過剰な組織間液が貯留する必要があるとされている.
浮腫を生じる機序は,毛細血管交換系におけるスターリングの原理をもとに考えるとわかりやすい.スターリングの原理は以下の式で表される.
浮腫とは,組織間液の量が異常に増加した状態と定義される.臨床的に明らかな下腿浮腫を生じるには,3〜4Lの過剰な組織間液が貯留する必要があるとされている.
浮腫を生じる機序は,毛細血管交換系におけるスターリングの原理をもとに考えるとわかりやすい.スターリングの原理は以下の式で表される.
参考文献
1)Goldberger AL:A specific ECG triad associated with congestive heart failure. Pacing Clin Electrophysiol 5:593-599,1982
2)小菅雅美,木村一雄,梅村敏:肺塞栓症の臨床診断.心エコー 11:1042-1050,2010
3)Marriott HJ:Practical electrocardiography, 8th ed, Williams & Wilkins, Baltimore, pp513-515,1988
4)Madias JE, Bazaz R, Agarwal H, et al:Anasarca-mediated attenuation of the amplitude of electrocardiogram complexes: a description of a heretofore unrecognized phenomenon. J Am Coll Cardiol 38:756-764,2001
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