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文献概要
増刊号 心電図が臨床につながる本。 Ⅴ章 症例カンファレンス
Case1 高度な徐脈を呈した心房粗動の1例
著者: 中村俊博1 麻生明見1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構九州医療センター臨床研究センター/循環器内科
ページ範囲:P.1316 - P.1320
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患者は73歳,男性.元来健康で,特に心疾患の既往はなかった.50歳ごろから健康診断で第1度房室ブロックを指摘されていたが,治療は不要と判断され,以後,自覚症状はなく経過していた.しかし,20XX年の健康診断で著明な徐脈を指摘され,当科を受診した.失神の既往はない.内服薬も特になかった.
患者は73歳,男性.元来健康で,特に心疾患の既往はなかった.50歳ごろから健康診断で第1度房室ブロックを指摘されていたが,治療は不要と判断され,以後,自覚症状はなく経過していた.しかし,20XX年の健康診断で著明な徐脈を指摘され,当科を受診した.失神の既往はない.内服薬も特になかった.
参考文献
1)深谷眞彦:房室伝導に関係する電気生理学的現象.臨床心臓電気生理学 改訂第3版(早川弘一,比江嶋一昌編),南江堂,pp148-149,2001
2)中里祐二:房室ブロック—房室伝導の種々の減少を含む.EPS 臨床心臓電気生理検査 第2版(井上博,奥村謙編),医学書院,pp127-130,2007
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