臨床検査60巻11号

2016年10月発行

増刊号 心電図が臨床につながる本。 Ⅵ章　当施設での緊急連絡心電図

杏林大学医学部付属病院—診断医との連携体制と項目設定

著者： 佐藤英樹¹ 髙城靖志¹ 副島京子² 大西宏明³

所属機関： ¹杏林大学医学部付属病院臨床検査部 ²杏林大学医学部付属病院循環内科不整脈センター ³杏林大学医学部付属病院臨床検査医学

ページ範囲：P.1361 - P.1366

Point

●検査待ちや帰棟待ち患者の体調不良や急変を見逃さない環境設計を行わなくてはならない．

●院内リスクマネージメント委員会と協議して設定した，報告方法を統一した“パニック値項目と設定値”の運用を行っている．

●診療科の枠を超えた心電図診断医との緊密な連携体制を構築すべきである．

参考文献

1）日本臨床衛生検査技師会（監）：JAMT技術教本シリーズ　循環機能検査技術教本，じほう，2015

2）日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会（編）：臨床検査のガイドラインJSLM2015検査値アプローチ/症候/疾患，宇宙堂八木出版，2015