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検査説明Q&A・23
高HDL-C血症は,どのように考えればよいでしょうか?
著者: 平山安希子1 三井田孝1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科臨床病態検査医学
ページ範囲:P.1600 - P.1604
文献購入ページに移動高比重リポ蛋白(high-density lipoprotein:HDL)は,超遠心法で分離される比重が1.063〜1.250のリポ蛋白である.HDLはリポ蛋白中で比重が最も重く,粒子径が最も小さい.重量の約50%は蛋白質であり,脂質組成や蛋白組成に多様性がある.臨床検査では,HDL分画のコレステロール濃度〔HDLコレステロール(high-density lipoprotein cholesterol:HDL-C)〕をHDLの量として報告している.
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