臨床検査60巻3号

2016年03月発行

今月の特集2 smartに実践する検体採取

臨床検査技師法とその責任範囲，倫理

著者： 下田勝二¹²

所属機関： ¹公益財団法人日本適合性認定協会 ²一般社団法人日本臨床衛生検査技師会

ページ範囲：P.288 - P.292

Point

●地域における医療の総合的な確保を推進するために，臨床検査技師に検体採取が認められた．

●医療関連職種の法律には名称独占や業務独占などが規定されており，相互に関連している．

●医療人として倫理を再認識し，チーム医療に取り組むことが肝要である．

参考文献

1）厚生労働省：地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律（平成二十六年六月二十五日法律第八十三号），2014（http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H01/H01HO064.html）

2）厚生労働省：臨床検査技師等に関する法律（昭和三十三年四月二十三日法律第七十六号），1958（http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S33/S33HO076.html）

3）厚生労働省：医師法（昭和二十三年七月三十日法律第二百一号），1948（http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO201.html）

4）厚生労働省：中央社会保険医療協議会　総会（第208回）資料（総-1）（http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001vpkq-att/2r9852000001vpok.pdf）

5）厚生労働省：保健師助産師看護師法（昭和二十三年七月三十日法律第二百三号），1948（http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO203.html）

6）厚生労働省：平成26年度厚生労働科学研究費補助金「医療従事者の業務範囲拡大に関する研究」診療放射線技師及び臨床検査技師の業務範囲拡大に係る教育内容について，2014（http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000060416.pdf）

7）日臨技：倫理綱領（http://www.jamt.or.jp/public/activity/rinri.html）

8）日本医師会：ジュネーブ宣言（http://www.med.or.jp/wma/geneva.html）

9）日本医師会：患者の権利に関するWMAリスボン宣言（http://www.med.or.jp/wma/lisbon.html）

1）下田勝二：臨床検査技師等に関する法律の改正（検体採取）．検と技　43：760-762，2015