文献詳細
文献概要
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断
CKDの病理
著者: 橋口明典1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.642 - P.648
文献購入ページに移動Point
●慢性腎臓病(CKD)患者の生検の意義は,疾患の層別化にある.
●CKD患者の生検の多くは慢性・硬化性病変を伴っているが,これらは非特異的な所見である.
●硬化性病変が進行した症例では,しばしば病因の特定が困難であるが,これを可能な限り同定するために,標本作製にも慎重さと工夫が求められる.
●慢性腎臓病(CKD)患者の生検の意義は,疾患の層別化にある.
●CKD患者の生検の多くは慢性・硬化性病変を伴っているが,これらは非特異的な所見である.
●硬化性病変が進行した症例では,しばしば病因の特定が困難であるが,これを可能な限り同定するために,標本作製にも慎重さと工夫が求められる.
参考文献
1)日本腎臓学会:CKD診療ガイド2012,東京医学社,2012(http://www.jsn.or.jp/guideline/ckd2012.php)
2)日本腎臓学会:エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013,東京医学社,2013(http://www.jsn.or.jp/guideline/ckdevidence2013.php)
3)日本透析医学会:図説 わが国の慢性透析療法の現況2014年12月31日現在,2015(http://docs.jsdt.or.jp/overview/index.html)
4)日本腎臓学会・腎病理診断標準化委員会,日本腎病理協会(編):腎生検病理アトラス「腎生検病理診断標準化への指針」病理改訂版,東京医学社,2010
5)片渕律子:腎生検診断Navi,メジカルビュー社,2007
6)Zhou XJ, Laszik, Z, Nadasdy, et al:Silva's Diagnostic Renal Pathology, Cambridge University Press, New York,2009
掲載誌情報