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今月の特集1 The SLE
SLEでみられる自己抗体の意義
著者: 中島俊樹12 大村浩一郎12
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学 2京都大学医学部附属病院免疫・膠原病内科
ページ範囲:P.710 - P.715
文献購入ページに移動●全身性エリテマトーデス(SLE)では多彩な自己抗体が出現する.その測定は診断や臨床経過の推測に有用である.
●自己抗体ごとに検査特性が異なり,例えば抗核抗体はスクリーニングに,抗DNA抗体や抗Sm抗体は確定診断に向いている.それぞれの特性に応じた使い分けが必要である.
●SLEの診断は臨床症状があることが前提であるので,その症状に応じて必要な検査をオーダーするように心掛ける必要がある.
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