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文献概要
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書評 —記述式内膜細胞診報告様式に基づく—子宮内膜細胞診アトラス
著者: 長村義之123
所属機関: 1国際医療福祉大病理診断センター 2国際細胞学会(IAC) 3日本臨床細胞学会(JSCC)
ページ範囲:P.799 - P.799
文献購入ページに移動子宮内膜細胞診を臨床検査として日常的に実施しているのは,国際的にもわが国だけであり,日本での細胞診従事者は,この分野で世界のリーダーとして位置付けられてきた.
本書は,日本臨床細胞学会で作成した全身26領域の「細胞診」の中で,婦人科・泌尿器の「記述式内膜細胞診報告様式」にのっとって,これまでに蓄積された知見を網羅して作成され,「背景」「定義」「診断基準」を明記したアトラスとなっている.「診断基準」はわれわれが慣れ親しんでいる子宮頸部細胞診報告様式(ベセスダシステム)の判定基準と同様に活用できるよう工夫されており,使いやすい.また,直接塗抹法のみならず液状化検体細胞診(LBC)にも言及されており,いずれの施設においても即時に応用が可能である.内膜細胞診におけるLBCの利点も強調されている.
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