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今月の特集2 キャリアデザイン
日本糖尿病療養指導士
著者: 山崎家春12
所属機関: 1株式会社ビー・エム・エル 2東京医科大学基礎社会医学系分子病理学分野
ページ範囲:P.896 - P.901
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●日本糖尿病療養指導士は種々のコメディカルスタッフから構成されている.糖尿病患者に対して,それぞれの専門分野を中心に,チームとして医師の指示の下で糖尿病療養指導に参加し,合併症の予防と進行を阻止するための検討や工夫を行っている.
●「糖尿病療養指導ガイドブック2015」は広範囲の分野を網羅しており,日々進歩している医療情報を反映し,毎年改訂され,受験対策に役立っている.また,認定試験の類似問題集もあり,糖尿病療養に携わるコメディカルスタッフの情報の共有化が可能である.
●身に付けておくべき知識として,①患者とのコミュニケーションの基本となる“傾聴”が大切であること,②自己血糖測定(SMBG)は糖尿病患者個人専用の装置であり1台のSMBGで多数の患者の血糖測定に用いてはならないこと,③指先部からの正しい採血の手技とその必要性,などが挙げられる.
●日本糖尿病療養指導士は種々のコメディカルスタッフから構成されている.糖尿病患者に対して,それぞれの専門分野を中心に,チームとして医師の指示の下で糖尿病療養指導に参加し,合併症の予防と進行を阻止するための検討や工夫を行っている.
●「糖尿病療養指導ガイドブック2015」は広範囲の分野を網羅しており,日々進歩している医療情報を反映し,毎年改訂され,受験対策に役立っている.また,認定試験の類似問題集もあり,糖尿病療養に携わるコメディカルスタッフの情報の共有化が可能である.
●身に付けておくべき知識として,①患者とのコミュニケーションの基本となる“傾聴”が大切であること,②自己血糖測定(SMBG)は糖尿病患者個人専用の装置であり1台のSMBGで多数の患者の血糖測定に用いてはならないこと,③指先部からの正しい採血の手技とその必要性,などが挙げられる.
参考文献
1)日本糖尿病療養指導士機構ホームページ(https://www.cdej.gr.jp/)
2)Prochaska JO, Redding CA, Evers KE:The transtheoretical model and stages of change. In: Health behavior and health education: theory, research, and practice, 4th ed. (Glanz K, Rimer BK, Viswanath K, eds), Jossey-Bass, pp97-121, 2008
3)日本糖尿病療養指導士認定機構(編・著):糖尿病療養指導ガイドブック2015 糖尿病療養指導士の学習目標と課題,メディカルレビュー社,2015
4)片山茂裕,河津捷二(著):試験対策問題集 糖尿病療養指導のための力試し300題,メジカルビュー社,2014
5)日本臨床検査自動化学会 POC推進委員会(編):POCTガイドライン第3版(2013年4月1日).日臨検自動化会誌 38(Suppl.1):3-116,2013
6)山崎家春:様々な医療現場における臨床検査と医療安全管理 Self-monitoring of blood glucose(SMBG)の問題点と正しい採血方法 血糖自己穿刺採血時の手技と部位が測定値に与える影響.臨病理 59:281-287,2011
7)ライトニックス社ホームページ(http://lightnix.net/)
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