文献詳細
文献概要
今月の特集1 血管を読み解く
標準的評価法に基づいた頸動脈エコーの基礎と臨床
著者: 三木俊12
所属機関: 1東北大学病院生理検査センター診療技術部生理検査部門 2東北大学医学部保健学科
ページ範囲:P.222 - P.230
文献購入ページに移動●超音波表示法の長軸断面の左右表示は問わないが,今後は“画像の左が末梢”を推奨する.
●内中膜厚(IMT)計測のお勧め順はmax IMT(6点),IMT-C10,mean IMT(自動トレース)であり,施設間の統一が必要である.数点平均マニュアル計測のmean IMTは推奨しない.
●プラークの性状評価する基準は“最大厚が1.5mmを超えるプラーク”である.1.5mm以下のプラークは性状評価を必要としない.
●低輝度,潰瘍,可動性,線維性被膜の薄いプラーク,急速進行プラーク・変化する血栓などは“注意すべき(要注意)プラーク”と記載して,“不安定プラーク”という所見は使用しない.
参考文献
掲載誌情報