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今月の特集2 在宅現場でのPOCTへの期待
扉
著者: 〆谷直人1
所属機関: 1国際医療福祉大学熱海病院検査部
ページ範囲:P.267 - P.267
文献購入ページに移動 わが国では団塊の世代が全て後期高齢者となる2025年に向けて,医療や介護の供給体制の構築・整備が進められています.わが国における在宅医療は,主に開業医によって古くから“往診”という形で実践されてきましたが,近年は新しい形の在宅医療が模索されるようになり,在宅医療だけに特化した医療施設も登場するようになりました.患者宅や介護施設など,在宅医療の提供される現場では,病院と同等のレベルの臨床検査を必要としていません.臨床検査は慢性疾患のモニタリングや病院への搬送を判断する場合などに限られています.
POCT(point of care testing)とは,被検者の傍らで医療従事者が検査し,その結果を速やかに診療に活かす検査の仕組みです.このため,POCTを在宅医療に利用する試みがなされています.本特集では在宅現場での検査として注目されているPOCTについて,対応機器・試薬の使い方のポイントを解説するとともに,在宅医療を提供している現場の医師の方々に現状を紹介していただきます.
POCT(point of care testing)とは,被検者の傍らで医療従事者が検査し,その結果を速やかに診療に活かす検査の仕組みです.このため,POCTを在宅医療に利用する試みがなされています.本特集では在宅現場での検査として注目されているPOCTについて,対応機器・試薬の使い方のポイントを解説するとともに,在宅医療を提供している現場の医師の方々に現状を紹介していただきます.
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