文献詳細
文献概要
元外科医のつぶやき・27【最終回】
仕事を介して自己表現を
著者: 中川国利1
所属機関: 1宮城県赤十字血液センター
ページ範囲:P.316 - P.316
文献購入ページに移動 私のモットーは,“仕事を介して自己を表現し,人生を大いに楽しむ”である.『臨床検査』愛読者の皆さんも,それぞれ独自のモットーをおもちのことと思う.ともあれ,同じ仕事をするならば,仲間と和気あいあいとし,そして仕事に自信と誇りをもち,人生を大いに楽しみたいものである.
人生は出会いであり,私の大きなターニングポイントにはそれぞれ人生の指南をしてくれた導師が存在した.最も大きな影響を受けたのは研修医時代のW先生であり,外科の面白さを熱く語り,手術に情熱を燃やし続ける姿に憧れた.そこから消化器外科医の道を歩み始めた.4年間の研修を終え,母校の大学医局に7年間在籍した.教授をはじめとした優秀な先輩,そして有能な同僚や後輩と交わり,外科学ばかりではなく,人生に対する考えも大きく影響を受けた.その後,仙台赤十字病院で27年間にわたって外科医として臨床に携わった.仕事は厳しく,くじけそうにもなったが,手術の達成感,そして患者から感謝されることが最大の生きがいであった.
人生は出会いであり,私の大きなターニングポイントにはそれぞれ人生の指南をしてくれた導師が存在した.最も大きな影響を受けたのは研修医時代のW先生であり,外科の面白さを熱く語り,手術に情熱を燃やし続ける姿に憧れた.そこから消化器外科医の道を歩み始めた.4年間の研修を終え,母校の大学医局に7年間在籍した.教授をはじめとした優秀な先輩,そして有能な同僚や後輩と交わり,外科学ばかりではなく,人生に対する考えも大きく影響を受けた.その後,仙台赤十字病院で27年間にわたって外科医として臨床に携わった.仕事は厳しく,くじけそうにもなったが,手術の達成感,そして患者から感謝されることが最大の生きがいであった.
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