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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻5号

2017年05月発行

文献概要

今月の特集 ISO 15189取得簡易マニュアル

技術的要求事項と検査室の整備:微生物検査部門—微生物検査部門が準備すべきこと

著者: 三澤成毅1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院臨床検査部

ページ範囲:P.623 - P.633

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Point

●微生物検査部門がISO 15189の技術的要求事項を満たすには,要員の教育・管理,および検査手順の文書化が最も重要である.

●要員の教育には,トレーニング内容と到達度を示すカリキュラムと,トレーニングスケジュールからなるプログラムを提供し,トレーニング後に習熟度を評価する.

●検査手順の文書化は検査内容の統一化につながり,技師間で差のない一定水準の検査結果を提供することができる.

参考文献

1)ISO 15189:2012:Medical laboratories-requirements for quality and competence, 3rd ed, 2012-11-01, reference no. ISO 15189: 2012(国際規格ISO 15189 臨床検査室 品質と能力に関する要求事項 第3版,2012年11月1日,英和対訳版),日本規格協会,2012
2)三澤成毅:微生物検査の教育・研修のためのカリキュラム.臨床微生物検査ハンドブック 第4版(小栗豊子編),三輪書店,pp335-341,2011
3)三澤成毅:微生物検査室のバイオセーフティ.JBSAニュースレター 6:5-10,2016
4)厚生労働省:感染症法に基づく特定病原体等の管理規制について(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kekkaku-kansenshou17/03.html)
5)Joint Commission International:Survey process guide for hospitals, 5th ed, Joint Commission International, IL,2014
6)三澤成毅:培養・同定検査.臨検 58:1235-1241,2014
7)日本臨床微生物学会検査法マニュアル作成委員会:嫌気性菌感染症診断のための検査.日臨微生物誌 22(Suppl.1):9-13,2012
8)日本臨床微生物学会検査法マニュアル作成委員会:検査の精度管理.日臨微生物誌 20(Suppl.1):113-125,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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