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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻5号

2017年05月発行

文献概要

今月の特集 ISO 15189取得簡易マニュアル

技術的要求事項と検査室の整備:採液部門—検体採取に関するISO 15189の要求事項を満たすために

著者: 嶋崎明美1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構姫路医療センター臨床検査科

ページ範囲:P.654 - P.663

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Point

●最新の参考資料を確認して一次サンプル採取マニュアルを作成し,診療側に内容を周知することが必要である.

●実際の業務手順を反映した外来採血室マニュアル(標準作業手順書)を作成して,教育にも活用する.

●力量評価に用いるスキルマップは,業務内容の理解や目標の明確化にも役立つ.

●自施設に合った,現実的で実行可能なシステム作りが何よりも重要である.

参考文献

1)日本規格協会:臨床検査室—品質と能力に関する要求事項:Medical laboratories—Requirements for quality and competence, ISO15189:2012, 2012
2)日本臨床衛生検査技師会医療安全対策委員会(編):臨床検査患者安全対策PSAマニュアル改訂版,日本臨床衛生検査技師会,2004
3)関顯:検査前サンプル取り扱いの標準化.臨検 59:35-41,2015
4)日本臨床検査標準協議会:標準採血法ガイドライン第2版(GP4-A2)(渡辺卓編),学術広告社,2011
5)日本臨床微生物学会検査法マニュアル作成委員会・血液培養検査ガイド作業部会:血液培養検査ガイド 検体の採取法と輸送.日臨微生物誌 23(Suppl.1):27-38,2013
6)渡辺直樹,辻直樹:検体採取.臨床検査の正しい仕方 検体採取から測定まで(濱崎直孝,高木康編),宇宙堂八木書店,pp11-39,2008
7)日本臨床衛生検査技師会:第7章 髄液検査.一般検査技術教本 検査技師による検査技師のための技術教本,日本臨床衛生検査技師会,pp104-121,2012
8)日本臨床衛生検査技師会:第8章 体腔液検査.一般検査技術教本 検査技師による検査技師のための技術教本,日本臨床衛生検査技師会,pp122-151,2012
9)日本臨床衛生検査技師会:第9章 精液検査.一般検査技術教本 検査技師による検査技師のための技術教本,日本臨床衛生検査技師会,pp152-164,2012
10)奥村伸生,戸塚実,矢冨裕(編):臨床検査法提要(改訂第34版)(金井正光監修),金原出版,2015
11)日本臨床衛生検査技師会尿沈査検査法編集委員会:採尿法.尿沈渣検査法2010,日本臨床衛生検査技師会,p2,2011
12)日本病理学会病理検体処理ガイドラインワーキンググループ,日本臨床衛生検査技師会:病理検体取扱いマニュアル 病理検体取り違えを防ぐために(初版案),2016(http://pathology.or.jp/news/pdf/manual_160523.pdf)
13)大澤進,深津俊明,永峰康孝,他:臨床検査学講座 検査管理総論第4版,医歯薬出版,pp61-65,2010
14)高城靖志:採血室から発信する情報.臨検 58:444-448,2014
15)嶋崎明美,高田耕自,笹倫郎,他:姫路医療センター独自の「臨床検査技師採血技術認定制度」の導入とその効果.臨検 59:580-585,2015
16)嶋崎明美:当科独自の認定制度を用いた採血教育.臨病理 64:891-894,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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