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今月の特集2 膵臓の病気を見逃さない
慢性膵炎の診断と臨床検査
著者: 佐藤亘1
所属機関: 1秋田大学医学部附属病院消化器内科
ページ範囲:P.718 - P.721
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●慢性膵炎は,腹痛を主訴とする代償期と,膵外・内分泌機能不全を主訴とする非代償期に分類される.
●代償期は膵酵素上昇を伴う腹痛発作が主症状である.
●非代償期の診断には,膵外・内分泌機能を評価する試験が有用である.
●慢性膵炎は,腹痛を主訴とする代償期と,膵外・内分泌機能不全を主訴とする非代償期に分類される.
●代償期は膵酵素上昇を伴う腹痛発作が主症状である.
●非代償期の診断には,膵外・内分泌機能を評価する試験が有用である.
参考文献
1)佐藤亘,大西洋英:慢性膵炎,内科的治療.消化器疾患最新の治療2015-2016(菅野健太郎,上西紀夫,小池和彦編),南江堂,pp409-413,2014
2)厚生労働省難治性膵疾患に関する調査研究班,日本膵臓学会,日本消化器病学会:慢性膵炎臨床診断基準2009.膵臓 24:645-646,2009
3)出居真由美,三宅一徳:膵疾患の臨床検査.モダンメディア 54:180-185,2008
4)Kataoka K, Yamane Y, Kato M, et al:Diagnosis of chronic pancreatitis using noninvasive tests of exocrine pancreatic function--comparison to duodenal intubation tests. Pancreas 15:409-415,1997
5)Koizumi M, Yoshida Y, Abe N, et al:Pancreatic diabetes in Japan. Pancreas 16:385-391,1998
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