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雑誌詳細

文献概要

今月の特集1 肝線維化をcatch

肝線維化の臨床

著者: 横山寛12 政木隆博1 松浦知和1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学臨床検査医学講座 2東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科

ページ範囲:P.580 - P.585

Point

●肝癌の予後は非常に悪いため,肝癌の母体となる肝硬変に至る前に肝線維化を抑制する必要がある.

●肝線維化の診断は成因となる肝疾患によって異なるため,基礎疾患の精査を併せて行う.

●肝生検の合併症は少なくなく,肝線維化診断には非侵襲的なバイオマーカーやエラストグラフィを積極的に活用することが望ましい.

参考文献

1)全国がんセンター協議会(http://www.zengankyo.ncc.go.jp)
2)日本肝臓学会肺炎診療ガイドライン作成委員会(編):C型肝炎治療ガイドライン(第6版),2017
3)日本消化器病学会(編):肝硬変診療ガイドライン2015(改訂第2版),南江堂,2015
4)Abe M, Miyake T, Kuno A, et al:Association between Wisteria floribunda agglutinin-positive Mac-2 binding protein and the fibrosis stage of non-alcoholic fatty liver disease. J Gastroenterol 50:776-784,2015
5)日本肝臓学会(編):慢性肝炎診療のためのガイドライン 平成19年度,2007

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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