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文献詳細

雑誌文献

臨床検査62巻5号

2018年05月発行

文献概要

今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

エンブリオロジストという職業

著者: 木下勝治1

所属機関: 1醍醐渡辺クリニック

ページ範囲:P.650 - P.656

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Point

●エンブリオロジスト(胚培養士)は不妊治療の体外受精において重要な役割を果たす存在であり,その職務には高度な技術と多くの知識が必要となる.

●現在,資格には2つの学会による“認定臨床エンブリオロジスト”と“生殖補助医療胚培養士”,“生殖補助医療管理胚培養士”という資格認定がある.各学会の認定試験を合格することで取得できるが,取得後も更新手続きが必要となる.

●エンブリオロジストが担う仕事には検卵,精子処理,媒精,卵子の裸化,顕微授精(ICSI),胚の観察,胚の凍結・融解など多岐にわたるが,今回その手技の内容を紹介する.

参考文献

1)厚生労働省:平成28年(2016)人口動態統計の年間推計(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei16/dl/2016suikei.pdf)
2)齊藤英和,石川智則,石原理,他:平成28年度倫理委員会 登録・調査小委員会報告.日産婦会誌 69:1850,2017
3)福田愛作(監),荒木康久,佐藤和文(編):エンブリオロジストのためのART必須ラボマニュアル,医歯薬出版,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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