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文献概要
生理検査道場・2
—血圧脈波検査②—判読の極意
著者: 阿藤大1
所属機関: 1学術支援株式会社
ページ範囲:P.760 - P.766
文献購入ページに移動 当講座第2回目「判読の極意」編では,判断を誤りがちな事例や当検査におけるエンベロープに関する解説を中心に行います.
前回の当講座において,エンベロープの情報による血圧精度について解説しました.今回は四肢のバランスも踏まえて解説します.図1は前回提示した2番目の症例と同じで,エンベロープ・脈振幅レベルの部分を拡大しています.図に記す解説の通り,当症例の血圧測定精度は良好で,再測定の必要性はないと判断できます.
前回の当講座において,エンベロープの情報による血圧精度について解説しました.今回は四肢のバランスも踏まえて解説します.図1は前回提示した2番目の症例と同じで,エンベロープ・脈振幅レベルの部分を拡大しています.図に記す解説の通り,当症例の血圧測定精度は良好で,再測定の必要性はないと判断できます.
参考文献
1)橋本剛志,梅橋功征,富園正朋,他:Ankle Brachial Pressure Index(ABI)検査による大動脈弁閉鎖不全症の評価.医学検査 65:18-24,2016
2)瀧澤千里,伊藤真奈美,岩佐真弓,他:透析患者におけるABI両上肢測定の意義.日心血管インターベンション治療会誌 5(Suppl. I):736,2013
3)Verberk WJ, Kessels AG, Thien T:Blood pressure measurement method and inter-arm differences: a meta-analysis. Am J Hypertens 24:1201-1208,2011
4)Aboyans V, Criqui MH, Abraham P, et al:Measurement and interpretation of the ankle-brachial index: a scientific statement from the American Heart Association. Circulation 126:2890-2909,2012
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