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文献詳細

雑誌文献

臨床検査63巻4号

2019年04月発行

文献概要

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ 3章 消化器疾患

腸閉塞

著者: 亀田徹1

所属機関: 1安曇野赤十字病院救急科

ページ範囲:P.416 - P.417

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 “腸閉塞”では,開腹歴があり,腹痛,嘔吐,腹部膨満で発症することが多い.わが国では“イレウス”という用語も日常的に使用され,両者は同じ意味で用いられることが少なくない.しかし欧米では,前者は通過障害をきたす腸管閉塞,後者は腸管麻痺として明確に区別される.腸閉塞は小腸もしくは大腸の閉塞で起こるが,小腸のほうが頻度は高い.腸閉塞の診断のポイントは,存在診断に加え,閉塞部位と血行障害の評価を適切に行うことである.ここでは主に小腸閉塞について述べる.

参考文献

1)畠二郎:イレウス.一歩進んだ腹部エコーの使い方 エコーが役立つとき・役立たないとき(辻本文雄,中島康雄,宮地良樹,他編),文光堂,pp195-200,2016
2)越野幸子,森下博之:絞扼性小腸閉塞.レジデントノート 17:3123-3134,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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