文献詳細
文献概要
増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ 4章 循環器疾患
急性心不全
著者: 吉川尚男1
所属機関: 1吉川内科医院
ページ範囲:P.422 - P.423
文献購入ページに移動 心不全とは,心臓のポンプ機能の低下,それに起因する末梢循環障害によって起こる呼吸困難,浮腫,息切れ,倦怠感などさまざまな症状の症候群である.急性心不全は,代償機構によって心機能が維持されている状態において,その代償機構が何らかの要因によって破綻をきたして生じる.急性心不全を迅速,確実に診断して速やかに治療を開始することが重要であり,胸部X線検査,心電図検査,心エコー検査,血液検査,動脈血ガス分析などを用いて総合的に診断していく必要がある.
参考文献
●吉川尚男,鈴木真事:心不全.検と技 38:392-396,2010
掲載誌情報