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増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ 4章 循環器疾患
Brugada症候群
著者: 小竹康仁1
所属機関: 1近畿大学医学部循環器内科学教室
ページ範囲:P.450 - P.451
文献購入ページに移動 Brugada症候群とは,スペインのブルガダ3兄弟によって初めて報告された,特徴的な心電図変化と心室細動による突然死を引き起こす症候群である.わが国を含む東アジアの男性に比較的有病率が高い(欧米の成人で0.02〜0.15%であるのに対して,わが国の成人では0.1〜0.3%)ことが知られている1).
参考文献
1)日本循環器学会,日本心臓病学会,日本不整脈心電学会:2016-2017年度活動 遺伝性不整脈の診療に関するガイドライン(2017年改訂版),2018(http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_aonuma_h.pdf)(最終アクセス:2019年2月3日)
●清水渉,Gan-Xin Yan,鎌倉史郎,他:Brugada症候群の臨床的特徴と細胞学的成因.心臓 32:391-403,2000
●清水渉,相庭武司,栗田隆志,他:第24回日本心電学会学術集会 学術諮問委員会指定トピックスシンポジウム 不整脈受攻性因子としての性差と加齢 Brugada症候群における性差と加齢.心電図 28:147-157,2008
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