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増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ 5章 呼吸器疾患
急性呼吸窮(促)迫症候群
著者: 津島健司1
所属機関: 1国際医療福祉大学医学部呼吸器内科学
ページ範囲:P.474 - P.475
文献購入ページに移動 急性呼吸窮(促)迫症候群(ARDS)は,肺炎,外傷,手術,熱傷および敗血症などの全身性侵襲により肺実質の細胞傷害をきたし,肺毛細血管内皮細胞の広範な傷害による透過性亢進型肺水腫を呈する.臨床所見としては,高度の低酸素血症をきたしている状態であり,早急な集学的な全身管理を要する治療が必要である.
ARDSの診断基準を表11)に示す.診断のプロセスにおいて必要とされる重要検査項目を挙げる.おおむね1週間以内の急性発症ということが大前提である.
ARDSの診断基準を表11)に示す.診断のプロセスにおいて必要とされる重要検査項目を挙げる.おおむね1週間以内の急性発症ということが大前提である.
参考文献
1)日本集中治療医学会/日本呼吸療法医学会ARDS診療ガイドライン作成委員会:ARDS診療ガイドライン2016,日集中医誌 24:57-63,2017
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