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文献詳細

雑誌文献

臨床検査63巻4号

2019年04月発行

文献概要

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ 10章 膠原病・免疫疾患

免疫不全症

著者: 浅野孝基1 岡田賢2

所属機関: 1広島市立舟入市民病院小児科 2広島大学大学院医歯薬保健学総合研究科小児科学

ページ範囲:P.536 - P.537

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 免疫不全症には遺伝的背景を背景に発症する“原発性免疫不全症(PID)”と,薬剤使用やヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染,糖尿病に伴い発症する続発性免疫不全症が存在する.そのうち,本稿ではPIDを想定して概説を行う.PIDは非常にまれな疾患であり,その多様性と複雑な病態から,日常診療ではしばしば見逃されがちになる.重症感染症の発症が診断の契機となることが多いが,感染症とは関連のない症状が診断の契機となることもある.

参考文献

1)有賀正:免疫不全症の検査.小児臨床検査ガイド 増補版(五十嵐隆,水口雅編),文光堂,pp494-499,2006
2)横山宏和:免疫グロブリン(IgG,IgGサブクラス,IgA,IgM).小児臨床検査ガイド 増補版(五十嵐隆,水口雅編),文光堂,pp446-453,2006
3)高島健浩,今井耕輔,森尾友宏:ヒト免疫担当細胞サブセット解析の標準化.小児内科 46:1539-1544,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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