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文献詳細

雑誌文献

臨床検査63巻6号

2019年06月発行

文献概要

今月の特集1 生理検査における医療安全

患者急変・トラブル・クレーム

著者: 河合昭人1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部生理機能検査室

ページ範囲:P.708 - P.713

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Point

●急変とは,“通常の業務を中止してまで介入しなければならない患者の容態変化のことで,時にバイタルサインの変化を伴い,生命の危機となることがある”と定義される.

●点滴治療を行っている患者を車いすから移乗させる際,1人で無理をせず,複数人で介助することも重要である.

●生理検査では,“待ち時間が長い”というクレームをよく聞く.構造的に短くできないのであれば,どのくらい待つのかを最初に示すことが肝心である.

参考文献

1)石松伸一:Dr.石松の急変対応がスッキリわかる本 病態の理解からドクターコールまで,総合医学社,pp2-4,2018
2)日本内科学会(編):内科救急診療指針2016,総合医学社,pp30-31,2016
3)日本臨床衛生検査技師会(監):JAMT技術教本シリーズ 循環機能検査技術教本,じほう,pp38-42,2015
4)日本臨床衛生検査技師会:【重要】臨床検査技師の血圧測定に関する厚労省見解について(http://www.jamt.or.jp/blog/2012/10/post-3.html)(最終アクセス:2019年4月12日)
5)加藤景,猪又克子,臼井ゆかり,他:点滴治療中の車いすへの移乗と移送.ナーシングカレッジ 14:10-17,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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