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今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理
扉
著者: 関谷紀貴1
所属機関: 1がん・感染症センター都立駒込病院感染制御科・臨床検査科
ページ範囲:P.729 - P.729
文献購入ページに移動 1941年のペニシリン臨床使用例報告から約80年,薬剤耐性菌対策は世界的課題として国家的な対応が進められています.しかし,薬剤耐性菌のアウトブレイク報道は定期的になされており,未報告例を含め,現実には数多くの事例がいまだに発生していることが想定されます.
本特集では,薬剤耐性菌アウトブレイク対応の概要を把握し,平時の早期発見とアウトブレイク時に求められる役割の実践的な理解を目的としています.
総論・早期発見・薬剤耐性菌の種類に関する項は,臨床検査技師に平時から期待される役割を整理していただくうえで大変有用です.また,主にアウトブレイク発生時に問題となる環境調査,保健所とのコミュニケーション,院内外とのリスクコミュニケーションの項は,臨床検査技師が専門性を生かしつつ,外部と円滑な情報交換を行うためには何が必要か,という観点でご覧いただければ幸いです.アウトブレイク対応の全体像を理解し,平時から顔のみえる関係づくりを意識していくことで,本特集が早期発見および事例発生時における臨床現場・ICTとの効果的なコミュニケーションを行う一助となることを願っております.
本特集では,薬剤耐性菌アウトブレイク対応の概要を把握し,平時の早期発見とアウトブレイク時に求められる役割の実践的な理解を目的としています.
総論・早期発見・薬剤耐性菌の種類に関する項は,臨床検査技師に平時から期待される役割を整理していただくうえで大変有用です.また,主にアウトブレイク発生時に問題となる環境調査,保健所とのコミュニケーション,院内外とのリスクコミュニケーションの項は,臨床検査技師が専門性を生かしつつ,外部と円滑な情報交換を行うためには何が必要か,という観点でご覧いただければ幸いです.アウトブレイク対応の全体像を理解し,平時から顔のみえる関係づくりを意識していくことで,本特集が早期発見および事例発生時における臨床現場・ICTとの効果的なコミュニケーションを行う一助となることを願っております.
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