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今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理
医療機関における薬剤耐性菌のアウトブレイク調査
著者: 石金正裕1
所属機関: 1国立国際感染症センター病院総合感染症科/AMR臨床リファレンスセンター/国際感染症センター
ページ範囲:P.730 - P.736
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●アウトブレイクの定義は,ベースラインをもとに,ある期間のある場所において通常想定されるよりも多くの患者が発生することである.
●アウトブレイク調査の目的は,①発生中のアウトブレイクの拡大を防ぎ終息させるための活動につなげること,②拡大を防ぎ終息させるためにアウトブレイクの全体像を把握すること,③調査で得られた知見をもとに再発防止のための対策を講じることである.
●アウトブレイク調査における外部支援として,国立感染症研究所実地疫学専門家(FETP),国立大学附属病院感染症対策協議会,私立医科大学感染対策協議会などがある.
●アウトブレイク調査のなかで臨床検査技師に期待される主な役割は,①ベースラインの把握(日々のサーベイランスの実施),②ベースラインをもとにしたアウトブレイクの探知,③症例定義の作成,④積極的な症例の探索などである.
●アウトブレイクの定義は,ベースラインをもとに,ある期間のある場所において通常想定されるよりも多くの患者が発生することである.
●アウトブレイク調査の目的は,①発生中のアウトブレイクの拡大を防ぎ終息させるための活動につなげること,②拡大を防ぎ終息させるためにアウトブレイクの全体像を把握すること,③調査で得られた知見をもとに再発防止のための対策を講じることである.
●アウトブレイク調査における外部支援として,国立感染症研究所実地疫学専門家(FETP),国立大学附属病院感染症対策協議会,私立医科大学感染対策協議会などがある.
●アウトブレイク調査のなかで臨床検査技師に期待される主な役割は,①ベースラインの把握(日々のサーベイランスの実施),②ベースラインをもとにしたアウトブレイクの探知,③症例定義の作成,④積極的な症例の探索などである.
参考文献
1)谷口清洲(監),吉田眞紀子,堀成美(編):感染症疫学ハンドブック,医学書院,2015
2)国立感染症研究所:実地疫学専門家養成コース(https://www.niid.go.jp/niid/ja/fetp.html)(最終アクセス:2019年3月14日)
3)国公立大学附属病院感染対策協議会(https://kansen.med.nagoya-u.ac.jp/)(最終アクセス:2019年3月14日)
4)私立医科大学病院感染対策協議会:私立医科大学病院感染対策協議会関連資料等(http://www.idaikyo.or.jp/kansen.html)(最終アクセス:2019年3月14日)
5)国立国際医療研究センター国際感染症センター:感染症対策支援サービス(IRS:Infectious Diseases Response Service)(http://dcc-irs.ncgm.go.jp/)(最終アクセス:2019年3月14日)
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