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文献詳細

雑誌文献

臨床検査63巻6号

2019年06月発行

文献概要

今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

日常業務における早期発見のポイント

著者: 田辺正樹1

所属機関: 1三重大学医学部附属病院感染制御部

ページ範囲:P.738 - P.744

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Point

●感染制御チーム(ICT)は,病院内での感染症情報を収集・共有し,適切なタイミングで院内各所に情報発信する.

●法律や通知で規定されている耐性菌・届出基準を把握するとともに,入院医療機関においては,週1回,感染症情報レポート(週報)を作成する.

●ICTが共有すべき情報や介入基準を事前に定めておく.

●週1回の病棟ラウンドを,顔のみえる関係作りのよい機会と捉える.

参考文献

1)田辺正樹:感染症発生情報の収集・共有・発信.INFECTION CONTROL 2015秋季増刊,メディカ出版,pp188-191,2015
2)田辺正樹:多剤耐性菌の感染対策はどう説明するべきか?.感染対策ICTジャーナル 6:169-174,2011
3)田辺正樹:感染対策関連法規.INFECTION CONTROL 2016春季増刊,メディカ出版,pp172-184,2016
4)田辺正樹:薬剤耐性菌への取り組み.INFECTION CONTROL 2017春季増刊,メディカ出版,pp37-41,2017
5)厚生労働省:感染症法に基づく医師の届出のお願い(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html)(最終アクセス:2019年3月12日)
6)医療機関における院内感染対策について.平成26年12月19日.厚生労働省医政局地域医療計画課長通知(医政地発1219第1号)
7)厚生労働省:平成30年度診療報酬改定について(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411.html)(最終アクセス:2019年3月12日)
8)厚生労働省:基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(保医発0305第2号 平成30年3月5日),p50(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000205633.pdf)(最終アクセス:2019年3月12日)
9)三重県感染対策支援ネットワーク(MieICNet):微生物サーベイランス(MINIS)(http://www.mie-icnet.org/wp-content/uploads/2015/11/H29.1-12MINIS.pdf)(最終アクセス:2019年4月8日)
10)田辺正樹:アウトブレイクの早期発見・早期対応のためにしておくこと.INFECTION CONTROL 2015秋季増刊,メディカ出版,pp192-195,2015
11)髙嶌祐布子,加藤久美子,天満有美帆,他:涙道内視鏡洗浄滅菌方法の検討.あたらしい眼科 34:97-101,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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