icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻11号

2020年11月発行

文献概要

今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

パニック値報告者としての臨床検査技師に求められるもの

著者: 上道文昭1

所属機関: 1東京医科大学病院中央検査部

ページ範囲:P.1334 - P.1341

文献購入ページに移動
Point

●パニック値の概念を理解することが必要である.

●臨床検査値の異常値にはいろいろな表現と意味がある.

●パニック値は施設内でコンセンサスをもって作成する.

●パニック値を必ず依頼医に伝える・伝わる工夫をする.

●パニック値報告は迅速に報告し,臨床で活用されることに意義がある.

参考文献

1)Lundberg GD:When to panic over abnormal values. Med Lab Obs 4:47-54,1972
2)Lundberg GD:Panic values five years later. Lab Observer 9:27-34,1977
3)日本医療機能評価機構:医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.10,2007〜No.150,2019(http://www.med-safe.jp/contents/info/index.html)(最終アクセス:2019年12月20日)
4)日本医療機能評価機構:パニック値の緊急連絡の遅れ.医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.111,2016(http://www.med-safe.jp/pdf/med-safe_111.pdf)(最終アクセス:2019年12月20日)
5)日本医療機能評価機構:再発・類似事例の分析 パニック値の緊急連絡の遅れ(医療安全情報No.111),医療事故情報収集等事業 第53回報告書,pp61-66,2018(http://www.med-safe.jp/pdf/report_2018_1_R002.pdf)(最終アクセス:2020年6月10日)
6)日本医療機能評価機構:医療事故情報等分析作業の現況 パニック値の緊急連絡に関連した事例,医療事故情報収集等事業 第42回報告書,p152,2015(http://www.med-safe.jp/pdf/report_42.pdf)(最終アクセス:2019年12月20日)
7)日本医療機能評価機構:医療事故情報収集等事業 医療安全情報の再発・類似事例の報告件数(http://www.med-safe.jp/pdf/med-safe-reportcount.pdf)(最終アクセス:2019年12月20日)
8)神奈川新聞:連携ミスで男児に障害 海老名総合病院の女性職員を不起訴・地検,2017年12月21日 11:45(https://www.kanaloco.jp/article/entry-23522.html)(最終アクセス:2019年12月20日)
9)産経ニュース:連絡遅れで患者に障害 病院職員を書類送検 神奈川・海老名,2017年10月21日 12:03(https://www.sankei.com/life/news/171021/lif1710210013-n1.html)(最終アクセス:2019年12月20日)
10)読売新聞:神奈川県病院,グラム陽性球菌の陽性反応を速やかに主治医に伝えず,職員が書類送検される,2017年10月21日(https://medicallaw.exblog.jp/27453902/)(最終アクセス:2019年12月20日)
11)日経メディカルOnline:HCV検査勧めるも患者受けず,医師の説明・説得に過失,2013年8月12日(https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/dispute/201308/530992_2.html)(最終アクセス:2019年12月20日)
12)Lundberg GD:Critical values--more than 3 decades of experience: An expert interview with George D. Lundberg, MD. Medscape, 2007(http://www.medscape.com/viewarticle/560353)(最終アクセス:2019年12月21日)
13)七崎之利,諏訪部章:パニック値とは—現代版パニック値の考察.日臨救急医会誌 20:489-498,2017
14)日本臨床検査自動化学会会誌編集部:極端値とパニック値.日臨検自動化会誌 30(suppl1):9-13,2005
15)上道文昭,諏訪部章,柴田綾子,他:全国パニック値アンケート2017.臨病理 66:797-809,2018
16)日本肝臓学会:HCV判定フロー ウイルス性肝炎患者等の重症化予防推進事業実施要領 健肝発0327第3号 平成31年3月27日(https://www.jsh.or.jp/files/uploads/)(最終アクセス:2019年12月20日)
17)日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会(編):臨床検査のガイドラインJSLM2015,宇宙堂八木書店,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?