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文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻2号

2020年02月発行

文献概要

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧

レニン,アルドステロンのnon RIA測定

著者: 櫓曜1 松田真次郎1 伊逹睦廣1

所属機関: 1富士フイルム和光純薬株式会社臨床検査薬事業部臨床検査薬学術研究本部臨床検査薬研究所

ページ範囲:P.146 - P.151

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Point

●化学発光酵素免疫測定(CLEIA)法を原理とし,全自動,迅速(約10分)で測定可能な活性型レニン濃度(ARC),アルドステロン測定法が開発された.

●「高血圧治療ガイドライン2019」の原発性アルドステロン症診療の手順にARCが併記された.

●検査時間の迅速化に伴い病院内測定が可能になることで,通院回数の低減など,患者の医療の質を高めることが期待される.

参考文献

1)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):二次性高血圧.高血圧治療ガイドライン2019,ライフサイエンス出版,pp185-188,2019
2)鈴木文昭:レニン・プロレニンの構造と機能—見えてきたプロレニンの生理機能.医のあゆみ 228:350-356,2009
3)Azizi M, Menard J:Review: measurement of plasma renin: a critical review of methodology. J Renin Angiotensin Aldosterone Syst 11:89-90,2010
4)富士レビオ:レニン活性(PRA)「FR」 添付文書 第7版,2018
5)田村功一,前田晃延:内分泌学的検査 その他 血漿レニン活性(PRA)と活性型レニン濃度(ARC).日臨 68増刊 7:601-607,2010
6)富士レビオ:レニンIRMA「FR」 添付文書 第6版,2018
7)富士フイルム和光純薬:アキュラシード レニン(ARC) 添付文書 第5版,2017
8)小野美澄,森本玲,山本幸子,他:血漿アルドステロン濃度および活性レニン濃度迅速測定系の概要とその臨床的意義.臨化 46:17-21,2017
9)Morimoto R, Ono Y, Tezuka Y, et al:Rapid Screening of Primary Aldosteronism by a Novel Chemiluminescent Immunoassay. Hypertension 70:334-341,2017
-S アルドステロン キット 添付文書 第6版,2018
11)富士フイルム和光純薬:アキュラシード アルドステロン 添付文書 第6版,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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