文献詳細
文献概要
今月の特集2 標準採血法アップデート
GP4-A2からGP4-A3になって
著者: 柴田綾子1
所属機関: 1慶應義塾大学病院臨床検査技術室
ページ範囲:P.154 - P.158
文献購入ページに移動Point
●「標準採血法ガイドライン(GP4-A3)」では,推奨の強い順に①“〜しなければならない”,“〜してはならない”,②“〜する”,③“〜するのが望ましい”という表現になっている.
●ホルダー採血法と注射器採血法の選択基準が明確になり,ホルダー採血(翼状針採血)のメリットがエビデンスとともに明記されている.
●採血時の患者観察と緊急時の対応について,考えられる採血合併症が追記され,わかりやすく解説されている.
●採血合併症の具体的な予防法の例や採血手技が血液検査の測定値に与える影響について,データに基づいて解説されている
●「標準採血法ガイドライン(GP4-A3)」では,推奨の強い順に①“〜しなければならない”,“〜してはならない”,②“〜する”,③“〜するのが望ましい”という表現になっている.
●ホルダー採血法と注射器採血法の選択基準が明確になり,ホルダー採血(翼状針採血)のメリットがエビデンスとともに明記されている.
●採血時の患者観察と緊急時の対応について,考えられる採血合併症が追記され,わかりやすく解説されている.
●採血合併症の具体的な予防法の例や採血手技が血液検査の測定値に与える影響について,データに基づいて解説されている
参考文献
1)JCCLS日本臨床検査標準協議会,JCCLS標準採血法検討委員会(編):標準採血法ガイドライン(GP4-A3),日本臨床検査標準協議会,2019
2)Hefler L, Grimm C, Leodolter S, et al:To butterfly or to needle: the pilot phase. Ann Intern Med 140:935-936,2004
3)Ohnishi H, Watanabe M, Watanabe T:Butterfly needles reduce the incidence of nerve injury during phlebotomy. Arch Pathol Lab Med 136:352,2012
4)日本医療機器テクノロジー協会:JIS T3209:2011減菌済み注射針,2011
掲載誌情報