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文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻2号

2020年02月発行

文献概要

今月の特集2 標準採血法アップデート

採血方法の選択の実際

著者: 井本清美1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院ゲノム医療推進センター

ページ範囲:P.159 - P.167

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Point

●採血による合併症には,神経損傷や血管迷走神経反応(VVR)などが挙げられる.

●正中神経損傷は,感覚障害と運動障害を生じて重症化する可能性がある.

●解剖学的な理解に努めることは,安全な採血を行ううえで大切である.

●安全な採血を行うために,刺入角度を大きくしすぎないことが大切である.

参考文献

1)大西宏明:採血手技を確認しよう.Med Technol 44:1039-1044,2016
2)日本臨床検査標準協議会(編):標準採血法ガイドライン(GP4-A3),日本臨床検査標準協議会,2019(http://www.jccls.org/techreport/public_comment_20181022.pdf)(最終アクセス:2019年12月1日)
3)五味敏昭:安全・確実な静脈採血(肘窩)に必要な解剖学の知識.Med Technol 38:14-20,2010
4)日本臨床衛生検査技師会(監):4.2 静脈採血.JAMT技術教本シリーズ 検体採取者のためのハンドブック,じほう,pp92-122,2019
5)藤田浩,入江仁,山崎家春:採血合併症の原因・予防法・対処法.Med Technol 44:1052-1062,2016
6)Ohnishi H, Watanabe M, Watanabe T:Butterfly needles reduce the incidence of nerve injury during phlebotomy. Arch Pathol Lab Med 136:352,2012
7)堀美保,三浦真弘,荒尾博美,他:ヒト上肢の皮静脈と皮神経の位置関係の形態学的研究.日看技会誌 8:20-28,2009
8)Ohnishi H, Urata T, Kishino T, et al:A novel maneuver to prevent median nerve injury in phlebotomy. Ann Intern Med 151:290-291,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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