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増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見 1章 腹部エコー
肝損傷
著者: 丸山憲一1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
ページ範囲:P.320 - P.325
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臓器損傷
臓器損傷の多くは交通事故や高所墜落など高エネルギー外傷による全身に対するイベントであり,肝損傷も全身に生じたイベントの一部として捉える必要がある.肝臓のみだけでなく複数臓器にわたる損傷や頭部外傷,骨盤外傷との合併損傷による多発出血,それに拍車をかける凝固障害に対して,優先順位をいかに判断し,どのように治療方針を決定していくか,これこそがエコー検査も含めた外傷画像診断の果たすべき重要な役割である.
臓器損傷
臓器損傷の多くは交通事故や高所墜落など高エネルギー外傷による全身に対するイベントであり,肝損傷も全身に生じたイベントの一部として捉える必要がある.肝臓のみだけでなく複数臓器にわたる損傷や頭部外傷,骨盤外傷との合併損傷による多発出血,それに拍車をかける凝固障害に対して,優先順位をいかに判断し,どのように治療方針を決定していくか,これこそがエコー検査も含めた外傷画像診断の果たすべき重要な役割である.
参考文献
1)日本外傷学会,日本救急医学会(監),日本外傷学会臓器損傷分類委員会(編):日本外傷学会肝損傷分類2008.日外傷会誌 2:262,2008(巻末付録)
,へるす出版,2016
3)中島康雄:文部科学省科学研究補助金,萌芽研究(研究課題番号:17659376),研究成果報告書(平成19年度),2008(巻末付録)
4)日本IVR学会,日本外傷学会(編):肝外傷に対するIVRのガイドライン2016,日本IVR学会,2016
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