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増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見 1章 腹部エコー
肝膿瘍
著者: 山本幸治1
所属機関: 1済生会松阪総合病院検査課
ページ範囲:P.326 - P.328
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肝臓内に膿瘍が形成される疾患で,細菌性とアメーバなどの非細菌性に分けられる.原因菌は90%が細菌性で,大腸菌をはじめとするグラム陰性桿菌である.
感染経路は,消化管や骨盤腔内臓器の化膿性炎症が門脈や肝動脈を通じて波及するもの,胆道の化膿性炎症が上行性に波及するものなどがある.
肝臓内に膿瘍が形成される疾患で,細菌性とアメーバなどの非細菌性に分けられる.原因菌は90%が細菌性で,大腸菌をはじめとするグラム陰性桿菌である.
感染経路は,消化管や骨盤腔内臓器の化膿性炎症が門脈や肝動脈を通じて波及するもの,胆道の化膿性炎症が上行性に波及するものなどがある.
参考文献
●加村毅:細菌性・アメーバ性肝膿瘍.肝胆膵 49:849-852,2004
●高橋百合美,影山富士人,竹平安則,他:過去10年間における当院肝膿瘍症例の検討.肝臓 49:101-107,2008
●道免和文,田中博文,春野政虎,他:アメーバ肝膿瘍の3例.肝臓 49:260-267,2008
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