文献詳細
文献概要
増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見 1章 腹部エコー
ヘルニア(嵌頓)
著者: 喜舎場智之1
所属機関: 1阪南中央病院臨床検査科
ページ範囲:P.398 - P.403
文献購入ページに移動疾患の概要
ヘルニア(hernia)には先天性と後天性があり,体内の臓器が本来あるべき部位から脱出した状態と定義される.腹部領域においては外ヘルニアと内ヘルニアに大別される(表1).脱出する臓器は消化管や腸間膜,大網がほとんどで,まれに卵巣や虫垂が脱出することもある.
ヘルニア(hernia)には先天性と後天性があり,体内の臓器が本来あるべき部位から脱出した状態と定義される.腹部領域においては外ヘルニアと内ヘルニアに大別される(表1).脱出する臓器は消化管や腸間膜,大網がほとんどで,まれに卵巣や虫垂が脱出することもある.
参考文献
1)日本ヘルニア学会ガイドライン委員会(編):鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2015,金原出版,2015
●七戸俊明,平野聡:ヘルニア嵌頓.成人病と生活習慣病 47:1514-1517,2017
●遠田栄一,長谷川雄一(編):「Medical Technology」別冊 超音波エキスパート 5消化管超音波検査 描出のコツと判読のポイント,医歯薬出版,pp81-85,2006
●癌と化療 44:813-952,2017
掲載誌情報