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増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見 3章 腎・泌尿器エコー
腎盂腎炎
著者: 白石周一1
所属機関: 1東海大学医学部付属八王子病院臨床検査技術科
ページ範囲:P.450 - P.453
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腎の炎症性疾患のなかで最も多いのが腎盂腎炎であり,腎盂,腎杯および腎実質の細菌感染により引き起こされる.ほとんどは上行性感染であるが,まれにリンパ行性や血行性感染もみられる.病理組織学的には,局所的あるいは散在性の尿細管や間質の病変を主体とする間質性腎炎所見を呈する.
腎の炎症性疾患のなかで最も多いのが腎盂腎炎であり,腎盂,腎杯および腎実質の細菌感染により引き起こされる.ほとんどは上行性感染であるが,まれにリンパ行性や血行性感染もみられる.病理組織学的には,局所的あるいは散在性の尿細管や間質の病変を主体とする間質性腎炎所見を呈する.
参考文献
1)Huang JJ, Chen KW, Ruaan MK:Mixed acid fermentation of glucose as a mechanism of emphysematous urinary tract infection. J Urol 146:148-151,1991
2)荒木力:ここまでわかる急性腹症のCT 第2版,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2009
3)Huang JJ, Tseng CC:Emphysematous pyelonephritis: clinicoradiological classification, management, prognosis, and pathogenesis. Arch Intern Med 160:797-805,2000
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