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今月の特集1 AI医療の現状と課題
AI医療の現状と課題
著者: 陣崎雅弘1 橋本正弘1 上蓑義典2 洪繁3 北川雄光4
所属機関: 1慶應義塾大学医学部放射線科学教室 2慶應義塾大学医学部臨床検査医学 3慶應義塾大学医学部坂口光洋記念システム医学講座 4慶應義塾大学医学部外科学教室
ページ範囲:P.838 - P.843
文献購入ページに移動●ディープラーニングは特徴量を入力せずに分類を行うことができる方法であるが,データの量と質に依存する,判断がブラックボックスである,過学習があるなどの課題がある.
●医療用人工知能(AI)の開発には良質なデータが大量に必要であるが,医療情報が要配慮個人情報となり,規制が厳しくなっている.認可にかかわる法律に医薬品医療機器等法があるが,再学習をすると再認可が必要となるなど課題がある.
●医療用AIを実装するに当たっては,高度な作業ばかりではなく単純作業への活用や,AIソフトを現場のワークフローへいかにうまく組み込むかについて考えていく必要がある.
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