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文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻8号

2020年08月発行

文献概要

今月の特集1 AI医療の現状と課題

AI時代の幕開けと近未来の臨床検査技師像

著者: 丸田秀夫12

所属機関: 1一般社団法人日本臨床衛生検査技師会 2社会医療法人財団白十字会佐世保中央病院臨床検査技術部

ページ範囲:P.870 - P.874

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Point

●人工知能(AI)の進展によって,成長する産業/衰退する産業,増える仕事/減る仕事などが議論されているが,AIの普及は当然の流れであり,長きにわたる臨床検査の歩みのなかの一転換期にすぎない.

●AIを有効に機能させるためには,ベースとなるさまざまな医療情報の精度・品質の確保も重要である.AIへインプットする臨床検査情報の品質確保は臨床検査技師が担う重要な業務の1つである.

●AI時代を生き残るためには,AIを活用できる人材を育成するとともに,患者に近い場所で業務を実践し,患者や他医療職種からの信頼を高めることが必要である.

参考文献

1)厚生労働省:保健医療分野におけるAI活用推進懇談会 報告書,2017(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000169230.pdf)(最終アクセス:2020年4月21日)
2)臨床検査小史編集委員会(編):臨床検査小史,日本臨床衛生検査技師会,1988
3)日本臨床衛生検査技師会:「将来へ向けての臨床検査技師のあり方」〜提言〜(http://www.jamt.or.jp/data/asset/docs/(確定版)将来へ向けての臨床検査技師のあり方.pdf)(最終アクセス:2020年2月25日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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