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今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ
IgG4関連疾患の診断と治療
著者: 佐伯敬子1
所属機関: 1長岡赤十字病院内科
ページ範囲:P.884 - P.888
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●対称性涙腺・唾液腺炎,自己免疫性膵炎,後腹膜線維症,間質性腎炎がIgG4関連疾患(IgG4-RD)の代表的病変である.
●血清免疫グロブリン(Ig)G4高値とIgG4陽性形質細胞浸潤はIgG4-RD以外でも認められるため,臨床,画像,組織所見を総合して診断する.
●中等量ステロイドが著効するが,減量・中止で再燃しやすい.
●対称性涙腺・唾液腺炎,自己免疫性膵炎,後腹膜線維症,間質性腎炎がIgG4関連疾患(IgG4-RD)の代表的病変である.
●血清免疫グロブリン(Ig)G4高値とIgG4陽性形質細胞浸潤はIgG4-RD以外でも認められるため,臨床,画像,組織所見を総合して診断する.
●中等量ステロイドが著効するが,減量・中止で再燃しやすい.
参考文献
1)岡崎和一,川茂幸,神澤輝実,他:IgG4関連疾患包括診断基準2011.日内会誌 101:795-804,2012
2)Wallace ZS, Naden RP, Chari S, et al:The 2019 American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism Classification Criteria for IgG4-Related Disease. Arthritis Rheumatol 72:7-19,2020
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