文献詳細
今月の特集 対比して学ぶエコー所見で鑑別に悩む疾患
膵:漿液性腫瘍(SN),粘液性囊胞腫瘍(MCN),分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍(BD-IPMN)
著者: 川端聡1
所属機関: 1一般財団法人住友病院診療技術部超音波技術科
ページ範囲:P.24 - P.29
文献概要
膵臓の代表的な囊胞性腫瘍として膵漿液性腫瘍(serous neoplasm:SN),膵粘液性囊胞腫瘍(mucinous cystic neoplasm:MCN),膵管内乳頭粘液性囊胞腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm:IPMN)がある.これらは形態的特徴が類似していることから,時として鑑別に苦慮することも少なくない.
本稿では,SN,MCNおよび,IPMNのなかでも特にこれらとの鑑別が難しい分枝型IPMN(branch duct-IPMN:BD-IPMN)について,超音波検査(ultrasonography:US)での鑑別ポイントを中心に述べる.
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