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今月の特集 対比して学ぶエコー所見で鑑別に悩む疾患
大腸:進行大腸癌,潰瘍性大腸炎,Crohn病
著者: 谷口真由美1 畠二郎2 竹之内陽子1
所属機関: 1川崎医科大学附属病院内視鏡・超音波センター 2川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波)
ページ範囲:P.48 - P.53
文献購入ページに移動体外式超音波では消化管病変の大半が“壁肥厚”として検出される.したがって,それらを鑑別するためには,高い空間分解能を生かした層構造の評価や病変の分布,リアルタイム性を駆使した硬さや血流評価など各疾患に特異的な所見をいかに拾い上げるかがポイントとなる.大腸壁は他の消化管と同様に5層に描出される(図4).4mm未満を正常とすることが多いが,内容物による伸展や蠕動により厚みが変化するため目安として扱う1).
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