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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻10号

2021年10月発行

文献概要

増刊号 なんだか気になる心電図 1章 標準12誘導心電図

QTなの QUなの どっち?

著者: 稲垣夏子1 矢﨑義直1

所属機関: 1東京医科大学循環器内科学分野

ページ範囲:P.1068 - P.1070

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症例

 患者は13歳,男児.図1に波形を示す.

主訴:運動後の一過性下肢脱力.

現病歴:約2カ月前から数回,運動後に持続する下肢脱力を自覚していたが,数日で自然軽快していたため経過観察としていた.外出先で一時歩行困難となるほどの右上腕・両側大腿の脱力を認めたため,同日,精査目的で小児科を受診した.先行感染の既往はなかった.

参考文献

●木村紘美:アンダーセン症候群.医のあゆみ 245:815-820,2013
●穀内洋介,高橋正紀:筋ジストロフィーおよび膜イオンチャネル異常症 周期性四肢麻痺 不整脈を伴う周期性四肢麻痺(Andersen症候群).日臨別冊骨格筋症候群(上) 32:229-232,2015
●厚生労働科学研究費 難治性疾患等政策研究事業「希少難治性筋疾患に関する調査研究」班:筋チャネル病 遺伝性周期性四肢麻痺 非ジストロフィー性ミオトニー症候群 診療の手引き,2017(https://www.neurology-jp.org/guidelinem/pdf/syounin_03.pdf)(最終アクセス:2021年6月14日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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