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文献概要
増刊号 なんだか気になる心電図 1章 標準12誘導心電図
—前回の波形と何かが違う…?④—ST上昇はない,Q波はない,でもT波は?
著者: 伊苅裕二1
所属機関: 1東海大学医学部内科学系循環器内科学
ページ範囲:P.1100 - P.1102
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患者:72歳,男性.
既往歴:高血圧,高コレステロール血症.
現病歴:狭心症の既往はなかった.3日前に軽労作で20分間ほどの胸部絞扼感があったので,近医を受診した.心電図検査が行われたところ,不安定狭心症が否定できないので入院加療を勧められたが,本人がその病院を信用できないと思って自主的に帰宅した.2日前にも軽労作で胸痛があり,我慢していたが,今朝からやはり胸痛があったため,東海大学医学部付属病院(以下,当院)に来院した.当院への来院時には胸痛は消失していた.
患者:72歳,男性.
既往歴:高血圧,高コレステロール血症.
現病歴:狭心症の既往はなかった.3日前に軽労作で20分間ほどの胸部絞扼感があったので,近医を受診した.心電図検査が行われたところ,不安定狭心症が否定できないので入院加療を勧められたが,本人がその病院を信用できないと思って自主的に帰宅した.2日前にも軽労作で胸痛があり,我慢していたが,今朝からやはり胸痛があったため,東海大学医学部付属病院(以下,当院)に来院した.当院への来院時には胸痛は消失していた.
参考文献
●Kannan L, Figueredo VM:Images in clinical medicine. Wellens' syndrome. N Engl J Med 372:66,2015
●de Winter RJ, Verouden NJW, Wellens HJJ, et al:A new ECG sign of proximal LAD occlusion. N Engl J Med 359:2071-2073,2008
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